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コーヒー粉(豆)のおいしさには、賞味期限はある?

お店で買ってきたコーヒー粉(豆)は、どんなところに置いていますか?

なんだか「乾物」のようにも思えるコーヒーですが、実は賞味期限は短いということをご存知ですか?

ただ、適切な保存方法を知っていれば、香りや味わいが長持ちし、よりおいしく味わうことができるんです。

今回は、「コーヒーの正しい保存方法」についてご説明します。

 

「酸化」を防ぐ3つのポイント

コーヒーの香りや味わいを落とす原因の一つに「酸化」があります。

鉄が錆びるように、コーヒーが酸素と結びつくと成分が劣化してしまいます。

この化学変化を止めることはできませんが、以下のポイントに気をつけることで、反応を遅らせることができます。

① 光

コーヒーは、紫外線に触れると酸化します。

紫外線は太陽光にはもちろん、蛍光灯の光にも含まれているので、暗所に保存することが好ましいです。

冷蔵庫や冷凍庫では低温かつ光を避けて保存できるので、おすすめです。

② 密閉(乾燥)

コーヒーは酸素に触れると酸化が進んでしまうので、開閉後はなるべく早く密閉容器に移し替えて保存しましょう。

ジッパー付きビニールバッグ…食材の保存にも使うことが多いので、わざわざ買わなくても家庭にストックがあることも多いです。透明なので、光が当たってしまう場所には注意しましょう。

アルミバッグ…ビニールバッグと同様に手軽ですが、遮光性があります。

保存ビン(キャニスター)…さまざまな素材、形状のものがありますが、しっかり密閉できる形状のものならなんでもOK。見た目にもおしゃれなだけでなく、繰り返し使えるのでゴミも出ません。

③ 温度

コーヒーは、温度が高いところではコーヒーの酸化が進みやすくなるため、なるべく温度の低い場所で保存することが大切です。冷蔵庫や冷凍庫での保管がベストです。

冷蔵庫…2〜3週間程度(豆なら1ヶ月程度)

冷凍庫…1ヶ月程度(豆なら2ヶ月程度)

の保存が可能になります。冷蔵庫を頻繁に開け閉めする場合は、冷蔵庫内の温度が変わりやすくなってしまうので、1回に飲み切れる量だけを小分けにして、冷凍庫で保存するのが良いでしょう。

豆の方が保存期間が長いのは、粉にした状態よりも酸素に触れる表面積が小さいからです。

 

「酸化」したコーヒーを見分けるポイント

保存期間が分からなくなってしまったコーヒーなど、実際に酸化したコーヒーはどんな味がするのでしょうか?

酸っぱい!

温度コーヒーの風味である「酸味」とは明らかに異なる「酸っぱさ」が口に残ります。

あまりに酸っぱいコーヒーだと感じたら、酸化を通り越して腐敗してしまっている場合があるので注意しましょう。

胃腸に不調が生じる人も…

酸化したコーヒーが原因で、胃やお腹の調子が悪くなった人や、頭痛が起きたという人もいるので、決して身体に良いものではなさそうです。

まとめ

1回で使う量を密閉容器に分けて冷蔵庫で保存し、1ヶ月以内(豆なら2ヶ月以内)に使い切る!

コーヒーの袋を開封した瞬間から、豆の酸化・劣化は始まっています。

すぐに使い切れる量だけをなるべく購入するようにし、余らせてしまった場合にも豆本来の香りや味わいが失われていない状態で、保存することを心がけましょう。

ぜひ毎日のお家コーヒーをワンランクアップさせてみてください。