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【暑い日の水分補給】コーヒーも水分補給になる!

年々暑くなっていってるのは気のせいなのではなく、実際に毎年更新される最高気温を見ても明らか…。
脱水症状や熱中症予防のためには、ますます水分補給が大切になりますが、私たちが毎日飲むコーヒーは利尿作用でも有名です。
コーヒーは水分補給にならないのでしょうか。結論から言えば、コーヒーも水分補給になります!
今回はその理由と気をつけるべきポイントについてご説明いたします。

ズバリ!コーヒーも水分補給になる

米国医学研究所(現在の米国医学アカデミー)はコーヒーでも水分補給になる、という考えを発表しています。
日常的にコーヒーを摂取している人の場合、コーヒーを飲んだからといって他の飲み物と比べて尿量が特別に増えるといったことはなかったそうです。

日常的には飲まない人、飲んでいる人も飲み過ぎはNG

一方、数日ぶりにカフェインを摂取した人や、日常的にカフェインを摂取していても過剰なほどにカフェインを摂取した人の場合には、尿量の増加が見られたとのこと。
よって、普段から飲まない人や、普段から飲んでいても飲み過ぎてしまうと水分補給の効果が薄れてしまうようです。

コーヒーの98%は水分

抽出されたコーヒーの成分のうち、98%が水分
利尿作用があるといっても、コーヒーを飲んだ量以上に尿として排出されるわけではないので、このことからも「コーヒーが水分補給にならない」という説は否定できそうです。

すぐに水分補給が必要な時はスポーツドリンクなど

運動してたくさん汗をかいた直後のような場合には、コーヒーよりも水分と電解質が身体に吸収されるスピードの早いスポーツドリンクなどの方が好ましいかもしれません。
なぜなら、熱中症対策には0.1%〜0.2%ほどの塩分濃度の飲料がよいとされていますが、コーヒーには塩分はほぼ含まれていません。

「喉が渇いた」と感じる前に水分補給をするのがベスト

「喉が渇いた」と感じているときには、すでに身体全体の2%の水分が失われている状態です。
渇きを感じてしまわないように、こまめに水分を補給することが大切です。食べ物から摂取する水分も1Lほどありますが、飲み物でも8回ほどに分けて、1.5Lほどを補給しなければなりません。
日常的に運動を行う人の場合には800mL〜1Lほどプラスで補給するようにしましょう。

【まとめ】コーヒーで水分補給!

このトピックスを見てくださっているみなさんは、喉が渇いたからコーヒーをごくごく飲んでいるというよりも、気分転換や口直しに飲んでいるという人も多いはず。
つまりコーヒー好きなら、きっと意識せずとも水分補給ができているということ。利尿作用などはそれほど気にする必要はなく、むしろ喉が渇いてしまう前の水分補給になっているはずです。
暑さや高い湿度で心まで重くなってしまう時こそ、コーヒーを飲んでシャキッと気分をリセットしましょう。