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ホリーズカフェがこだわる「ダッチコーヒー」の起源と魅力
2019.3.28
ホリーズカフェが創業当時から看板商品としてこだわり続けている「ダッチコーヒー」は、時間をかけて水出し抽出した、口当たりのやさしいアイスコーヒーです。
お湯で淹れたコーヒーとは一味違う、水出しコーヒーならではの味わいと香りは、世代や男女を問わず愛されています。
今回は、各店舗に並ぶウォータードリッパーで毎日抽出されているダッチコーヒーのはじまりと魅力をご紹介します!
1.ダッチコーヒー発祥の地は、インドネシアだった
オランダとインドネシアの関係
ダッチコーヒーの「ダッチ(Dutch)」は、オランダの国を意味する言葉です。しかし、ダッチコーヒー発祥の地は、遠くヨーロッパのオランダではありません。
17世紀のはじめにオランダが設立した世界初の株式会社「東インド会社」は、当時の領地だった東南アジアの島国インドネシアにも進出しました。
その頃、インドネシアで栽培されていたコーヒー豆は、苦味の強い「ロブスタ種」と呼ばれる品種で、コーヒー文化が根づいていた西洋の人々の口には合わないものでした。
おいしく飲める方法をオランダ人が考案
ロブスタ種のコーヒー豆から美味しいコーヒーを抽出するために、インドネシアに駐在していたオランダ人は知恵をしぼります。
そうして考案された抽出方法が「水出し」の技術だったのです。
豆本来の独特な苦味や雑味を抑えた水出しコーヒーは、考案者にちなんで「ダッチコーヒー」と呼ばれるようになりましたが、オランダ本土での一般的な淹れ方では決してありません。
あくまでも、当時のオランダ人が「なんとか飲みやすいように」と工夫して生んだ、苦肉の策だったのです。
2.じっくり時間をかけて、おいしいコーヒーを抽出
水出し抽出は、木の枝に吊るす〜専用器具へ
オランダ人がインドネシアの地で考案した「水出しコーヒー」の淹れ方も、時代と共に発展していきました。
昔は、砕いたコーヒー豆を袋に詰めて、木の枝に吊るし、水をかけてゆっくりと濾過していたそうです。
現代では、ガラスやプラスチック製の専用器具「ウォータードリッパー」が、水出しコーヒを抽出する方法となりましたが、原理は昔も今もまったく同じ。じっくりと時間をかけて、1杯のコーヒーを淹れることにも変わりはありません。
一滴、一滴に、コーヒー豆本来のうま味と香り
ホリーズカフェのダッチコーヒーは、ガラス製のドリッパーを使い、時間をかけてゆっくり抽出。“おいしいお水”が、挽き豆のうま味と香りをまとった“おいしいコーヒー”となって、点滴のように一滴ずつ、一定間隔で抽出されていきます。
水にこだわり、コーヒー豆にこだわり、口あたりまろやかなこだわりのダッチコーヒーが完成します。
3.ダッチコーヒーの“いいところ”
普通のアイスコーヒーとは一味違う、甘みと丸み
通常のアイスコーヒーは、お湯を使ってドリップしたコーヒーを冷やして作られます。
一方、ダッチコーヒーは、最初から水を使ってゆっくりと抽出することから、コーヒー独特の苦味と酸味が軽減され、コクのある甘みと丸みを味わうことができます。
コーヒー豆の風味をそのまま活かしたアイスコーヒーに仕上がることから、豆本来の良さや焙煎の深浅がダイレクトに反映されるのです。
カフェイン控えめだから安心
コーヒー豆の苦味成分が溶け出しにくい水出しのコーヒーは、お湯で淹れたコーヒーと比べて、カフェイン量が抑えられます。
小さな子どもや妊婦の方など、カフェインの摂取をできるだけ避けたい人にはおすすめで、夜に飲んでも睡眠の妨げになりにくいことも特長のひとつです。
【まとめ】水出しならではの、“さわやか”で“やさしい”味わい
ダッチコーヒーは、水出し抽出でしか味わうことのできない「さわやかさ」と、幅広い世代の人への「やさしさ」を併せ持った飲み物です。
オランダ人がインドネシアの地で考案した「水出し」の発想は、コーヒーをおいしく楽しむ知恵として、今日まで受け継がれてきました。
自宅のお近くや外出先でホリーズカフェをご利用の際には、こだわりのダッチコーヒーをぜひご賞味ください。