Topicsトピックス
抽出方法で味が変わる??「ハンドドリップ」と「サイフォン式」
2020.7.31
あなたはお家で、どのようにコーヒーを淹れて楽しんでいますか?
普段は手軽にコーヒーメーカーやインスタントコーヒーで…という方も多いと思いますが、たまにはじっくり手間ひまかけておいしいコーヒーを淹れてみるてはいかかでしょうか?
今回は、代表的なコーヒーの抽出方法である「ハンドドリップ」と「サイフォン式」についてご紹介します!
ハンドドリップでコーヒーを楽しむ
自分の手でお湯を落としながら抽出
フィルターの上にコーヒーの粉を敷いて、自分の手でお湯を落としながら抽出する方法がハンドドリップです。
ドリッパー、フィルター(ペーパーでもネルでもよい)、コーヒーサーバー、ドリップポットなど必要な道具さえ最初に準備してしまえば、お家でも本格的なコーヒーを楽しめます。
お湯を通過させてコーヒーの成分を抽出するハンドドリップのような抽出方法を「透過法」と呼びます。
コーヒーメーカーとはどう違う?
一般的なコーヒーメーカーと仕組みは同じですが、自分の手でお湯を落とすところに違いがあります。
お湯の温度や蒸らしにかける時間など、初心者にはコントロールがむずかしい側面もありますが、慣れれば好みに合わせて調整できる利点もある抽出方法です。
フィルターによって味わいが変わる?
後ほど紹介する「サイフォン式」も同じですが、コーヒーをろ過する際に「ペーパーフィルター」を使うか「ネルフィルター」を使うかで味わいは大きく異なります。
ペーパーフィルターは、油分を吸い取るため“すっきり”とした味わいに、ネルフィルターは、油分を透過するため“しっかり”とした味わいになります。
サイフォン式でコーヒーを楽しむ
蒸気圧を利用する本格的な抽出方法
蒸気圧を利用して、お湯をフラスコからロートへ移動させ、高温のお湯をコーヒーの粉に浸すことでコーヒーの成分を抽出する方法が「サイフォン式」です。
出方法を「浸漬法」と呼びます。
理科の授業で使う実験器具を使って、見た目も派手にコーヒー抽出を行う方法は「浸漬法」と呼ばれ、喫茶店やカフェなどでよく見かける本格的な方法です。
ハンドドリップよりも苦味が強く濃い味わいに
手間のかかるサイフォン式で淹れたコーヒーは、ハンドドリップのように操作や温度設定に技術の違いが生まれにくいために、抽出後の味に安定感が出ます。
味わいは、苦味が強く濃い味わいになりやすいと言われています。
おいしいコーヒーの淹れ方を“使い分けてみる”
手間ひまの分だけ一層おいしくなる
「おいしいコーヒーを自宅で手軽に飲みたい!」という場合には、手軽なハンドドリップがオススメです。
一方、来客が頻繁にあったり、「見た目でもおいしそうなコーヒーを振る舞いたい!」といった場合には、サイフォン式で抽出すると本格的な雰囲気も出ますよね。
いずれにしても、時間をかけずに淹れるインスタントコーヒーよりも、一杯を淹れるためにかかった時間や気持ちが相まれば、コーヒーは一層おいしくなるはずです。