Topicsトピックス
知って得する!カフェオレ・カフェラテ・カプチーノの違い
2021.6.23
カフェオレ・カフェラテ・カプチーノ。
どれもコーヒーと牛乳を混ぜたものですが、混ぜるコーヒーの種類や牛乳の状態などで呼び名が変わります。
今回は、見た目ではわかりにくい、カフェオレ・カフェラテ・カプチーノの違いについて徹底的にご説明します。
カフェオレ
ドリップコーヒー + 牛乳(5:5)
「au」は「〜入りの」、「lait」は牛乳
「カフェオレ(café au lait)」で牛乳で割ったコーヒー
のような意味です。
カフェオレは、濃いめにドリップ抽出したコーヒーに、温めた牛乳を半分ずつの割合で混ぜたもの。
本場フランスでは、朝に飲むコーヒーの胃への負担を軽減させるため、牛乳を混ぜてカフェオレにして飲むことが多いそうです。
カフェラテ
エスプレッソ + スチームドミルク(1:4)
「ラテ(Latte)」とはイタリア語で牛乳
「カフェラテ(caffè e llatte)」でコーヒー牛乳
といったような意味です。
カフェラテは、エスプレッソ抽出したコーヒーに、多めの牛乳を混ぜて作ります。
カフェオレと同様に温めた牛乳を混ぜますが、カフェラテでは牛乳の泡立ちを防ぐために、「スチームドミルク」という、蒸気で温めた牛乳が使われます。
カフェオレとカフェラテの違いは、発祥地
カフェオレはフランス発祥の飲み方、カフェラテはイタリア発祥の飲み方でした。
ふたつの大きな違いといえば、使用するコーヒーがドリップコーヒーなのかエスプレッソなのかどうか。
カフェオレに使用する牛乳の量が、カフェラテに比べて多いのは、濃いめに抽出されたエスプレッソを薄めるためだそう。
発祥地が異なるだけで、同様の飲み方といえるでしょう。
カプチーノ
エスプレッソ + スチームドミルク + フォームドミルク (1:1:1)
カプチーノ(cappuccio)とは、カトリック教会の宗派であるカプチン会の修道士を意味し、この単語は彼らが着用する修道服のフードに由来します。
飲み方が「カプチーノ」と呼ばれるようになった理由については、「フォームドミルクがフードに似ていたから」、「修道服の色がカプチーノの色と似ていたから」などと諸説があります。
カプチーノは、エスプレッソ抽出したコーヒーに、前述したスチームドミルクとフォームドミルクという、蒸気で泡立てられた牛乳を均等な割合で混ぜ合わせます。
フォームドミルクの表面をエッチングして絵を描くこともできるので、目にも楽しい飲み方です。
カフェラテとカプチーノの違いは牛乳の状態と量
カプチーノでは、フォームドミルクがカップを占める液体量の分だけ、スチームドミルクの量が少なくなります。
このことから、カフェラテよりもカプチーノの方がグッと強くコーヒーの風味を感じることができます。
まとめ
カフェオレとカフェラテは発祥の場所が異なるものの、コーヒーを牛乳で割って飲むという目的を考えると別の飲み方・飲み物とはいえないでしょう。
しかしカプチーノに関しては、工程も味わいも全く異なるもの。
これらの飲み物をなんとなくお店で注文していたという人も、違いをわかって注文できれば、またひとつ味わいの奥行きが広がります。
お友達に説明なんかしちゃいながら、かっこよく注文してみてくださいね。