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【意外と知らない】コーヒーと相性の良い食べ物

コーヒーの食べ合わせ

日本人は1週間でコーヒーを平均11杯も飲むと言われているほど、コーヒー好き。
お仕事の休憩時など、ちょっとしたおやつと一緒にコーヒーを楽しんでいる方も多いでしょう。

他の食べ物と同じく、コーヒーにも「食べ合わせ」が存在します。
相乗効果で健康効果が向上したり、逆にお互いの栄養を打ち消しあってしまう、もしくは健康に悪影響を与えかねません。
今回はそんなコーヒーの食べ合わせにおすすめの食べ物、おすすめできない食べ物についてご説明します。

コーヒーの主成分はカフェインとクロロゲン酸(ポリフェノール)

そもそも、コーヒーそれ自体はどんな成分からなるのでしょうか。
コーヒーの主成分となるのはカフェインクロロゲン酸(ポリフェノール)と呼ばれるふたつ。

カフェイン
覚醒興奮作用をもたらし、自律神経の働き集中力利尿作用などを高める効果

ポリフェノール
抗酸化作用があり、心臓病糖尿病肝疾患などの抗がん作用血圧降下作用肥満防止作用口臭抑制作用などの健康効果

食べ合わせの良いもの

バナナ

コーヒーの食べ合わせとして最も代表的なものはバナナです。
バナナに含まれるカリウムには、体内の不要な塩分を体外に排出する働きがあり、それにコーヒーのカフェインによる利尿作用が加わることによって血圧が安定します。

また、バナナにはカリウムの他にビタミン葉酸などの栄養素も豊富に含まれており、カフェイン過多によって体の中の電解質のバランスが乱れるのを予防することにもつながります。
長期的に食べ合わせれば、生活習慣病の予防にも期待ができます。

ナッツ

喫茶店でもよくコーヒーと一緒に出されることも多いナッツ
ただおいしいだけではなく、2021年1月の科学雑誌に掲載された論文で、カフェインには脂肪燃焼を促進する効果があることが示されています。

またクロロゲン酸にも、細胞のミトコンドリアに脂肪の燃焼を働きかけるという同様の効果があります。
加えて、ナッツに含まれるアルギニンにも脂肪の分解を促進する効果があり、これら3つの要素が相まって、痩せやすい身体へのスイッチを入れてくれる効果が期待できます。
コーヒーとナッツを楽しんだ後にエクササイズなどを行えば、いつも以上の脂肪燃焼効果が期待できるでしょう。

ヨーグルト

ベトナムでは「ヨーグルトコーヒー」という飲み物があるほど、実は世界では知られた食べ合わせ。
ヨーグルトの整腸作用とカフェインの脂肪燃焼効果で、こちらもダイエット効果が期待できます。

食べ合わせの悪いもの

チョコレート

一見食べ合わせが良さそうなチョコレートですが、チョコレートの主原料であるカカオにもたくさんのカフェインが含まれているため、コーヒーと同時に摂取をするとカフェインの摂り過ぎにつながる危険があります。
カフェインを摂り過ぎると、興奮不安不眠下痢吐き気などの体の不調を誘引することもあるので注意が必要です。

※チョコレート以外にも、甘いお菓子に注意

チョコレート以外にも甘いお菓子との食べ合わせに注意しましょう。
甘いお菓子にはたくさんの砂糖=糖質が含まれていることがほとんど。
コーヒーの苦味にごまかされて、知らず知らずのうちにたくさんの糖質を摂取してしまっている場合があります。

また、コーヒーに含まれるカフェインには糖質を中性脂肪に変換する働きがあり、余分な体脂肪として体に蓄えられてしまいます。
摂り過ぎが長期に及ぶと糖尿病など生活習慣病の原因にもなりかねません。

ゆで卵

コーヒーとゆで卵というと、ホテルの朝食の定番のような気がしますが、実は食べ合わせとしては良くないんです。
完全栄養食品として、豊富な栄養が知られる卵ですが、コーヒーのカフェインとゆで卵の硫黄が結びつくことで、卵に含まれる鉄分の吸収を阻害するという相互作用が知られています。

まとめ

組み合わせとして味にも楽しいのに健康にも良いとなると、バナナナッツヨーグルトなど試してみない手はありませんよね。
いくつか食べ合わせの悪いものを避ければ、ご自分でおいしい組み合わせを探してみるのも良いかもしれません。
ぜひお気に入りの食べ合わせを見つけてみてくださいね。