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【考察】日本人は「コーヒー好き」なのか?

世界中を見渡せば、コーヒーが1番飲まれているのは「北欧地域」とのこと。

これは日照時間の少なさから、カフェインでの覚醒作用を求めたり、寒い気候から身体を温めようとホットコーヒーを飲んでいるなどの要因が考えられるそうです。

では、私たち日本人は世界の国々と比べて、コーヒー好きの多い国なのでしょうか?

今回は、日本国内でのコーヒーの手に入りやすさ、コーヒーが飲まれている量のデータなどから考察してみようと思います。

 

日本人のコーヒー消費量は世界15位

全日本コーヒー協会による「世界の消費量」によると、日本人の1人当たりのコーヒー消費量は2013年時点で世界15位です。

2014年以降で集計の方法が変わってしまった(EU加盟国がひとまとまりでカウントされることになった)ことはあるのですが、今でも北欧地域が圧倒的な消費量で上位に位置し、日本も消費量を少しずつ伸ばしてこのあたりの位置にいるようです。

日本を含めて世界に196カ国あることを考えると、消費量の面では十分上位にいると言えるでしょう。

 

日本は自動販売機大国

日本には250万台以上の自動販売機が設置され、年間の売り上げは約2.2兆円にものぼります。

これには日本の治安の良さが関係していると言われています。海外ではセキュリティ上の懸念からどうしても自動販売機の設置が難しい国々があります。

 

日本の技術力とインフラの充実

また自動販売機の設置されている国でも「ホット」と「コールド」が同じ1つの販売機で売られているという例は少ないそうです。日本の技術力とインフラも、この自動販売機の繁栄に貢献しています。

自動販売機でコーヒー類が一つも入っていないものは見たことがないですよね?「道を歩けばコーヒーが手に入る」ということが言えそうです。

 

コンビニコーヒーが急激に成長

日本に存在するコンビニの数は約5万6000軒。都心では道を挟んで反対側にも同じチェーンのコンビニが…ということも少なくありません。

自動販売機ほどではなくとも、都会であれば数分歩けば見つかるコンビニでは、1番小さいサイズで100円という価格からコーヒーを購入することができます。

また、ボタンを押したその場で抽出されることもあって、コンビニコーヒーは味も美味しいと評判です。
2018年には1つのコンビニチェーンで年間売り上げ11億杯を突破しました。

 

コーヒー市場を新規開拓したコンビニ

コンビニコーヒーがすごいのは、年間のコーヒー消費量が増加しているという状況でこの売り上げを記録しているということ。
つまりこれは、従来のコーヒー市場を圧迫することなく、新たなコーヒー市場を開拓しているということです。

 

結論→日本人はかなりのコーヒー好き!

コーヒーの消費量というデータから見ても、コーヒーの身近さから考えても、日本人はどうやら「コーヒー好き」のようです。

ただ、嗜好品であるコーヒーにいつでも思った時にありつけるというのは、日本の豊かさの証明でもあるのかも。
身の回りにコーヒーがありふれた生活を当たり前に思うのではなく、感謝を持って大切にしたいものですね。