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コーヒーの健康効果① 実はすごい、カフェインの”力”

「コーヒーはからだに悪い」「コーヒーの飲み過ぎには注意」。
手軽に飲むことができ、私たちにとってとても身近なコーヒーについて、こんなネガティブな言葉や噂を耳にしたことはありませんか?

結論を先に言います。コーヒーはからだに良い健康食品です科学が進歩した近年の研究結果から、コーヒーに含まれる成分が日々の健康にさまざまな好影響をもたらすことが証明されています。
コーヒーを習慣的に飲む人は、健康に気を配っている証拠。コーヒーは今や、ポジティブでポピュラーな飲み物として医学の世界からも注目を集めているのです。

美味しく、健康に。ホッと一息、健やかに。

朝の一杯、食後の一杯、束の間のコーヒータイムがもっと有意義になるコーヒーの健康効果から、代表的な成分「カフェイン」についてご紹介します!

1. カフェインを含む飲み物はコーヒーだけじゃない

コーヒーの成分の中でもっとも語られる「カフェイン」は、眠気を覚ます効果や利尿作用がよく知られています。
一般的に「寝る前にコーヒーを飲まないほうがいい」と言われるのは、このカフェイン由来の2つの効果が広く常識として浸透しているからでしょう。
覚醒・興奮作用のあるカフェインですが、実はコーヒー以外の多くの飲料にも含まれている身近な成分なんです。

カップ1杯あたりのカフェイン含有量をレギュラーコーヒーと比べると、紅茶は1/2、煎茶・ほうじ茶・ウーロン茶は1/3、番茶・玄米茶は1/6。高級緑茶の玉露においてはコーヒーの倍以上のカフェインが含まれています。
玉露以外の飲み物と比べれば、コーヒーにはカフェインが多く含まれます。

しかし、「コーヒー=カフェイン」ではありません
これは、コーヒーの摂取を避けた方が良いとされる子どもや妊婦さんにも役立つ豆知識かも。

2. カフェインがダイエットに効く訳

どこかネガティブなイメージが先行するカフェインですが、場面や目的によって強い味方にもなります。
その理由は、コーヒーが“眠気覚まし”の一杯に選ばれる訳を考えればピンとくるはず。

カフェインの覚醒・興奮作用は、「自律神経の働きを高める」「集中力を高める」「体内の老廃物を排出する」などの効果に言い換えられます。

コーヒーそのものが持つ脂質の吸収をおさえる効果に、カフェインの血流促進作用が働くから、ダイエットにうってつけの飲み物になるんです。
コーヒーを愛飲する人は日頃から体温が高めとの研究結果もあり、高い脂肪燃焼効果が期待されます。
特に、ほぼノンカロリーのブラックコーヒーはおすすめです。

3. コーヒーを飲んで運動能力が上がるってほんと?

リラックスしたいときに飲むイメージが強いコーヒーですが、カフェインがもたらす作用のひとつに「運動能力の向上」があります。
ダイエットに効果的な理由であげたように、コーヒーを飲むと老廃物を排泄する働きや筋肉の動きが活発になり、からだの新陳代謝・酸素摂取量は自然に向上します。

一見、相性が悪そうな運動時のコーヒーですが、カフェインの力で思わぬ潜在能力が覚醒するかもしれません。
健康なからだづくりのために、コーヒーを飲んで適度な運動。おすすめしたいコーヒーの活用法です。

【まとめ】香りでリラックス、カフェイン効果でシャキッ

仕事や家事に忙しい毎日を送る私たちは、程度の違いはあれど、知らぬ間にストレスをためてしまっているもの。
心身の健康には、イライラしたときや疲れたときの休息時間をどのように過ごすかがとても大切です。

コーヒーのもつ芳醇な香り、適度な苦味と酸味には、自律神経を安定させる効果が確認されており、リラックスしたい時間にピッタリの飲み物です。
自分の好みのコーヒーを、香りとともにゆっくり味わうことで、一生懸命働かせた頭も身体も気分もリフレッシュ!

そして、コーヒーに含まれるカフェインがもたらす健康効果はじつに多彩
スッキリとした目覚め、ダイエット、運動能力の向上に役立つだけでなく、たくさんお酒を飲んだ時の二日酔いの解消にもカフェインがアルコール(アセトアルデヒド)を分解する力を発揮します。

シャキッとしたい時、いつでも手軽にコーヒーを。