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10月1日は年に一度の「コーヒーの日」
2019.5.18
日本には、365日(366日)それぞれにたくさんの“記念日”があります。
その数は、一般社団法人日本記念日協会が認定登録しているだけでも1,800件以上、その他のものも合わせると3,000件以上の記念日があると言われています。
その中の一つ、「コーヒーの日」が、毎年10月1日であることを、皆さんは知っていますか?
そして、10月1日が選ばれた理由をご存知ですか?
今回は、世界共通の“コーヒー記念日”についてご紹介します!
1.なんと!「コーヒーの日」は日本が発祥
1983年に全日本コーヒー協会が制定
国際コーヒー機関(ICO)は2015年、イタリア・ミラノでのイベントにおいて、10月1日を『International Coffee Day(国際コーヒーの日)』に制定すると発表しました。
世界規模で共通の記念日が定められたのはつい最近のことですが、それまでにも各国では独自のコーヒー記念日を決めていました。
日本では1983年、全日本コーヒー協会がコーヒーの普及と魅力の発信を目的に、10月1日を「コーヒーの日」と定めました。
実はこれが、どこの国よりも早い、「コーヒーの日」発祥の時だったんです。
2.10月1日が世界共通の記念日に
ありがたいことに、日本と同じ日付に決定
国際コーヒー機関が『International Coffee Day(国際コーヒーの日)』を制定した2015年当時、日本は加盟国に名を連ねていませんでした。
さらに、各国それぞれに設けられていたコーヒー記念日のなかでは、9月29日が一番多かったのですが、世界共通の日付は日本と同じ10月1日に決定!
これまでと同じ日が選ばれたことは、日本のコーヒー業界に関係する人たちにとっても、大きな喜びでした。
コーヒー普及のイベントが世界中で
「国際コーヒーの日」となった10月1日には、生産国・消費国を問わず、世界中でさまざまなイベントが行われています。
日本でも、街なかのカフェや喫茶店がいろいろなキャンペーンを行っていたり、全日本コーヒー商工組合連合会は「女性にコーヒーブレイクを贈る日」と呼びかけるなど、コーヒーの魅力を存分にPRしています。
3.どうして10月1日が「コーヒーの日」なの?
10月1日はコーヒーの年度初め
コーヒー国際協定が定めるコーヒーの新年度は、コーヒー豆の収穫・出荷時期に合わせて10月からになっています。
これは、世界最大のコーヒー生産国であるブラジルの栽培時期をもとに決められたもので、毎年9月末までにほとんどのコーヒー豆が収穫・出荷を終えるのです。
このことから、コーヒの年度は9月末日で終わり、10月1日がスタートとなります。
コーヒーにとってのお正月を、みんなでお祝いしよう!
10月1日は、そんな節目の1日なんです。
ホットコーヒーがおいしい季節の到来
世界各国に先がけて、日本が「コーヒーの日」を10月1日に設定した理由のひとつに、コーヒー需要の高まりがあります。
コーヒーは、年間を通じてたくさんの人に親しまれている飲み物ですが、秋から冬の季節にもっとも消費量が増えるのです。
ホットコーヒーが特においしいのは、昔から、身も心もあっためたい寒い季節。
古くから衣替えの日とされていた10月1日を「コーヒーの日」とすることで、夏から冬への季節の変わり目も実感できるという、実に粋な記念日ですね。
【まとめ】コーヒーにまつわる記念日は他にもいっぱい
年に一度の記念日と聞くと、自然と心がワクワクしてくるものです。
一般社団法人日本記念日協会が認定登録している記念日のうち、コーヒーにまつわる記念日は、10月1日の「コーヒーの日」以外にもたくさんあります。
日付の早い順番に並べると・・・
■1月9日 ブルーマウンテンコーヒーの日
■4月16日 エスプレッソの日
■4月20日 珈琲牛乳の日
■8月1日 カフェオーレの日
■10月22日 ドリップコーヒーの日
コーヒーのバリエーションは、生産国、銘柄、淹れ方、楽しみ方だけでなく、記念日の数まで豊富なんです。