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世界を見渡せば、コーヒーの“変わった飲み方”“驚きの飲み方”がたくさん!
2019.11.28
コーヒーに入れるものと言えば、思いつくのは「砂糖」「ミルク」「ホイップクリーム」などが一般的ですよね?
好みの甘さやまろやかさに合わせて、砂糖やミルクの量を調節し、“ホッと一息コーヒーブレイク”という人は多いと思います。
しかし、世界中に目を向ければ、砂糖やミルクを入れるだけがコーヒーの飲み方ではありません。日本人が「嘘でしょ!?」「どうして!?」と驚くような、“変わったコーヒーの飲み方”がいくつもあります。
今回は、世界の人に愛されるコーヒーの新たな一面が見つかるかもしれない、実際にある「驚きの飲み方」をご紹介します!
「本当に合うの?」と疑いたくもなる個性派コーヒー
世界のコーヒーの変わった飲み方は、コーヒーの粉をドリップせずにお湯で煮立てて上澄みを飲む『トルココーヒー』など有名なものもありますが、それだけに留まりません。
聞いただけで「本当に合うの?」と疑いたくなるような個性的なコーヒーが、当たり前に飲まれている地域が世界にはあります。
中には、「面白いかも!」「試してみたいかも!」と、ワクワクするような組み合わせもあるかと思いますが、今回ご紹介する「コーヒー+〇〇」のラインナップはこちらです。
■ コーヒー+チーズ
■ コーヒー+塩
■ コーヒー+コンデンスミルク
■ コーヒー+卵
■ コーヒー+スパイス
■ エスプレッソ+コンデンスミルク
■ エスプレッソ+レモン
■ ミルク+ほんの少しのコーヒー
チーズコーヒー〈フィンランド〉
角切りチーズにコーヒーを注ぐ伝統の一杯
国民一人あたりのコーヒー消費量で世界をリードする北欧・フィンランド。その中東部に位置するカイヌという街では、角切りチーズを入れたカップにコーヒーを注ぐ「チーズコーヒー」が伝統の飲み方として伝わっています。
浅煎り豆を使った酸味の強いコーヒーと、チーズの相性は良いようで、コーヒーを飲み終えた後にチーズをすくって食べるのが一般的です。
塩コーヒー〈エチオピア〉
コーヒーに“塩”を加えて味わい深く
コーヒー発祥の地として有名なエチオピアでは、砂糖ではなく、“塩ひとつまみ”をコーヒーに入れ、味わいを引き立てる飲み方があります。
原産国ならではのアレンジは他にもあり、コーヒー+紅茶、コーヒー+ハーブなどの組み合わせも親しまれています。
ベトナムコーヒー〈ベトナム〉
甘いコンデンスミルクとコーヒーをよくかき混ぜて
専用のフィルターをグラスの上に乗せてコーヒーを抽出するベトナム式コーヒーの特徴は、淹れ方だけではありません。
グラスの中には、たっぷりの甘いコンデンスミルク(練乳)が入っており、しっかりとかき混ぜて飲むスタイルが定着しています。
エッグコーヒー〈ベトナム〉
卵の黄身とコンデンスミルクを泡立てて濃厚な味わいに
ベトナムには、ユニークなコーヒーの飲み方がもう一つあります。それが、エッグコーヒーです。
卵の黄身の部分、コンデンスミルクをクリーム状になるまで泡立てて、あったかいコーヒーの上にのせます。その味わいは、ティラミスやカスタードクリームのように濃厚です。
カフェ・デ・ゼピス〈モロッコ〉
エキゾチックな風味を加える数種のスパイス&ハーブ
北アフリカ西部にあるモロッコは、スパイスやハーブをふんだんに使った料理が有名ですが、コーヒーにも数種類のスパイスを入れて飲んでいます。
ブラックペッパー、ナツメグ、シナモン、カルダモン、ミントなどのスパイスが、エキゾチックな香りや風味をコーヒーに加えます。
カフェ・ボンボン〈スペイン〉
苦味のエスプレッソと甘みのコンデンスミルクがコラボ
情熱の国スペインのレバンテ地方で受け継がれている「カフェ・ボンボン」は、苦味の強いエスプレッソと、甘みの強いコンデンスミルクのコラボレーションです。
底にたまったコンデンスミルクとコーヒーを混ぜながら、濃厚な味をゆっくり楽しむことができます。
エスプレッソ・ロマーノ〈イタリア〉
レモンの酸味で後口サッパリのエスプレッソに
エスプレッソの本場イタリアでは、レモンスライスやレモン果汁をエスプレッソに加える「エスプレッソ・ロマーノ」たる飲み方があります。直訳すれば“古代ローマのエスプレッソ”ですが、レモン栽培も盛んなイタリアならではの組み合わせです。
苦味の強いエスプレッソに、レモンの酸味が加わることで、さわやかな香りと後口のサッパリ感を生み出します。
カフェ・ラグリマ〈アルゼンチン〉
真っ白な見た目はコーヒーではなく“ホットミルク”
南米アルゼンチンで親しまれている「カフェ・ラグリマ」の見た目は、真っ白。コーヒーの面影はほとんどなく、どこからどう見てもホットミルクです。
それもそのはず。このコーヒーは、泡立てたミルクに、ほんの少しのコーヒーを加えて完成します。コーヒーの風味をプラスした、やさしい味わいの“ミルクドリンク”です。
【まとめ】歴史や風土が育んだ、独自のコーヒーの飲み方
世界各国の変わったコーヒーの飲み方を代表する8種類をご紹介しました。この他にも世界中には、コーヒーの味わい方、楽しみ方が数多くあります。
これらは、各国の歴史や風土が育んだコーヒーの文化であり、それぞれの国のアイデンティティとして大切にされています。
いつもの飲み慣れたコーヒーだけでなく、たまには少し変わった飲み方を試してみるのも、コーヒーの新たな魅力を発見する、“いいきっかけ”になるかもしれませんね。