Topicsトピックス

コーヒーを飲んで便秘解消?よく効く飲み方や注意点とは

「食生活や運動にも気をつかっているけど、日々の便秘に悩まされている…」という人も多いのではないでしょうか?
実は、日本人の8人に1人が便秘に悩まされていると言われています。でももし、「毎日飲むコーヒーの飲み方を工夫するだけで便秘が解消できる」と聞けばどうでしょうか?

最近では、健康に良い影響を与えてくれるコーヒーが便秘改善にも役立つ可能性があることが分かってきています。

今回は、そんなお通じ改善に通じるコーヒーの飲み方とその注意点についてご紹介します!

 

コーヒーが便秘解消に役立つ理由とは?

カフェイン・オリゴ糖・牛乳(乳糖)・リラックス効果の4つ

コーヒーが便秘解消に役立つ理由として、以下の4つが挙げられます。

① カフェイン
コーヒーに含まれるカフェインが、副交換神経を刺激して胃腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進するので、便意をもよおしやすくなります。

② オリゴ糖
「腸活」でも有名なオリゴ糖が、実はコーヒーにも含まれています。オリゴ糖は難消化性の物質に分類され、人体で消化分解されにくい物質です。そのため、生きたまま大腸まで届き、腸内細菌であるビフィズス菌のエサとなってビフィズス菌の増殖を助けるので、腸内環境を正常に保つことができます。

③ 牛乳(乳糖)
牛乳にたくさん含まれる「乳糖」もオリゴ糖と同じ難消化性なので、ほとんどが生きたまま大腸に届きます。大腸に届いた乳糖を分解するために腸内細菌の動きが活発になったり、浸透圧が高くなることで大腸の水の吸収を促し、便をやわらかくしてくれます。

④ リラックス効果
近年、コーヒーによる便秘の改善が、コーヒーの味や香りによるリラックス効果なのではないか!?との説があります。日頃、ほっと一息つくタイミングでコーヒーを口にすると、脳が「今は休憩だ!」と思い込み、副交感神経にスイッチが切り替わって胃腸の運動を活発にします。

 

便秘改善に効果的なおすすめの飲み方は?

ホットで飲んだり、牛乳を混ぜたり

むやみやたらにコーヒーを飲めば「便秘が治る」というわけではありません。飲み方にも一工夫を加えるのが効果UPのポイントです。

① ホットで飲む
あたたかい温度で飲むほうが、全身の血行が良くなり、胃腸の蠕動運動を促進します。

② 牛乳を混ぜる
カフェオレ、カフェラテ、カプチーノなど、牛乳を混ぜた飲み方で乳糖を摂取すると、より高い効果が得られます。

 

コーヒーの飲み過ぎは逆効果になることも…

なにごとも「適量」が大切

コーヒーの便秘改善効果は、間違いのないものですが、なにごとにも「適量」というものがあります。

飲み過ぎには十分に注意しましょう。

① 利尿作用によって逆に便秘に!?

コーヒーばかりを飲み続けた場合、カフェインによる利尿作用で体内の水分が失われ、便がかたくなり、逆に便秘になってしまうことがあります。コーヒーを多く飲みすぎてしまったときは、水分補給を心がけましょう。

② 胃腸のはたらきが乱れる

カフェインには、胃液の分泌を促進する作用があるため、摂り過ぎると胃や腸のはたらきを低下させてしまいます。欧州食品安全機関(EFSA)が公表している1日のカフェイン摂取量の上限400mgまで(一般的なコーヒーカップ4〜6杯)にとどめましょう。

 

コーヒーで気持ちもお腹もスッキリ

ふだん通りの生活をしながら日々の「便秘」が解消できるかも…とあればコーヒーに頼ってみない手はないですよね。

ホットで飲んだり、カフェラテやカフェラテなど牛乳入りで、適度な量のコーヒーを飲んで便秘を解消し、気持ちもお腹もスッキリさせて仕事や勉強を頑張りましょう!